追憶の燕温泉スキー場
娘からの誕生プレゼント
先日、社会人1年生の長女が誕生プレゼントで銅のマグカップを贈ってくれました。手の込んだマグカップでとても気に入っています。この取扱説明書を見ると新潟県の関燕製という事が分かりました。
追憶の燕温泉スキー場
関燕と聞いて、懐かしい思い出がふつふつと蘇ってきました。
私が若かりし頃に所属していたスキー倶楽部で、燕温泉スキー場に泊まりがけでシーズン1〜2回のペースで合宿を行っていました。当時の倶楽部は、70人乗りの大型バス3台で現地に乗り入れる程の大所帯でした。下は小学生から上はシニアまでの幅広い年齢層で、レベル毎に班編成され指導者の元でレッスンを受ける形でした。合宿の後半に倶楽部主催でバッチテストが開催され、合格者は参加者から賞賛を受けました。燕温泉スキー場はリフトが2基しか無いひっそりとしたスキー場でした。標高は1100m程ですが、日本海側の豪雪地帯に位置する事から雪質も良く、5月のゴールデンウィークまで滑れる練習をするにはうってつけの環境でした。またメジャーな赤倉温泉スキー場にスキー板を履いて移動できる距離なので、合宿期間中の1日は赤倉でレッスンを行い、帰りは宿舎の雪上車に括り付けたロープに捕まり、板を履きながら宿舎まで引っ張ってもらうという恒例のイベントもありました。とても風情のあるスキー場でしたが、残念ながら2006年にスキー場は営業休止（廃業）になってしまったそうです。
想い出の宿舎 “あさひや”
合宿はひっそりと佇む燕温泉街にある“あさひや”という旅館がの常宿でした。宿泊費の兼ね合いで料理は“質よりも量“に重きを置いていましたが、温泉にも入れ仲間達と集える居心地の良い場所でした。
憩いの場 “大日屋”
宿舎あさひやの隣に“大日屋“という食堂、居酒屋、売店を兼ねた倶楽部員たちの憩いの場がありました。夕食が終わり子供達が寝静まると、大日屋はメンバーでほぼ満席になります。お酒を酌み交わしながら、スキーの話で熱くなったり、レジェンドスキーヤーたちの武勇伝で盛り上がりました。バッチテストのお祝い会が開催されたのも良き想いでです。小腹の空いた若者は大日屋名物のラーメン、チャーハンを蝕みました。ラーメンは野菜大盛りでスープの味が格別でした。チャーハンも今まで食べた中で指折りの記憶です。
懐かしくなり、Googleマップで燕温泉を眺めてみました。残念ながら常宿あさひやは廃業となり建物が崩れていましたが、なんと大日屋は今も健在のようです。グルナビで口コミも載っていてラーメンの味も変わらないようです。スキー場は廃業となってしまいましたが、もう一度訪れてみたいです。
大日屋商店
0255-82-2320
https://goo.gl/maps/DALGwizAenp9y7FE6
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